こんにちは。スピードを求められる仕事が苦手な会社員ブロガーです。
人の倍以上の仕事をしたいと思い、ドラゴン桜の作者三田紀房さんの『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』を読みました。
人の2倍仕事ができるようになるためのコツを勉強できたのでご紹介します。
人の2倍仕事をするためには?
人の2倍仕事をするための方法を本からご紹介します。
仕組み化が大切!
やはりこれなんですね。
いまも週刊連載を2本持って仕事をしていられるのは、私ができる限り仕事を〝仕組み化〟してきたからだと思う。
組織のパフォーマンスを上げたいなら、やはり決まりを作って社員の行動を変える「仕組み化」が欠かせないのである
これまでの当たり前は実は無駄だらけ
漫画家では「徹夜して仕事」が常識でしたが、三田先生はこの常識を疑い定時上がりの職場作りを行った所実現できてしまったそうです。
僕の会社やあなたの会社でも「当たり前」になっている仕事があると思いますが、それは実はただの無駄かもしれません。
やってみたら案外うまくいった。作業がはかどり、夕方帰っても十分仕事が間に合うことが証明できたのである。
そもそもマンガ家というのは、毎日徹夜しないと終わらないほどの作業量があるわけではない。ほとんどの人が惰性で、だらだらと仕事をしているだけなんだ
自信を持てないことには手を出さない。
いわゆる選択と集中ですね。
得意なことをやって、苦手なことは捨てる。
自信を持てないことには、最初から手を出さない。迷う要因になりそうなことを排除する
時間をかけてもいいものはできない!
「時間をかければいいものができる」という幻想を捨てる 。
企画段階で「強い構想」があれば迷わない
何かを始める時に練習はいらない。まずやれ。
何かを始める時に「練習」から始める人がいますが、これはだめ。
初めから実践をやればいいのです。
思うに、「何かを始めるには練習が必要」と考える人たちが多過ぎるのではないか
これでは野球をしたいと言ってルールブックを眺めているようなもので、いつまでたっても上達しない。
結局、「やったやつ」がエラい
世間と逆の方向は空席状態
コンテンツ作り、企画する際に役立つ言葉です。
ドラゴン桜ではゆとり教育の逆を行ってヒットに繋がったそうです。
世間みんながゆとり教育を絶賛しているとき、逆の意見を言う人
間は少ない。そこは世間の「空席」になっている。
その「言いたいけど言えない意見」を先取りしてマンガに描くことで「よくぞ言ってくれた!」というカタルシスと共に人気を得たのである。
コンテンツ、企画は離れている2つを組み合わせる
『ドラゴン桜』は「受験競争」というテーマに、スポ根の要素を組み合わせている。桜木の指導は基本的につめ込み教育で、鬼監督が主人公たちを鍛え上げるスポ根マンガと同じ発想だ
最大限、離れている2つのものを組み合わせる。2つの間にギャップがあればあるほど、マンガに強烈な個性が生まれる
ただし、ここでいう意外性やギャップは、決して「現実的にあり得ないこと」であってはいけない
個性なんていらない!パクれ。ベタを追求しろ。
私は『ミナミの帝王』を読み込んで研究し、3つの手法を取り入れることにした
大先輩から技をパクる
変わった個性など打ち出そうとせず、ベタな表現を使うのがいちばんいい
個性なんて気にするな! そんなものはなくていい。先人から大いに学び、多少表現をパクってもどんどん原稿を作っていこう。それが、マンガ家として生きていくということだ
私はこれまで、アイデアを出すために努力したことがない。
マンガのネタを考えるために本を読むとか映画を観て研究するということは、一切しない。
そうやって得た知識をアイデアにつなげようとしても、ろくなものにならないからだ
最後に
この本から学べることとして以下が挙げれます。
- 世間の当たり前を信用しない。たいてい嘘だらけ。
- 自信の無いことには手を出さない。選択と集中。
- 練習はいらない。まずやれ。
- 世間と逆の方向には空席がある。
- 個性なんていらない。パクってベタを追求しろ。
個人的には、「個性はいらない」が心に刺さりましたね。
個性なんて時間の無駄。パクるのが最短距離なんだと。
この本ではこれ以外にも多くの学びを得られますよ!
本はこちら。
『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク)